ZplusC1 WRモード

「ガンダムセンチネル」より、ZplusC1/WRモードです。さて、ZplusC1は以前にも完成させた事があります。キットが発売された2002年当時、変形するガンプラとしては無理が在ったのか本来の設定を幾つか変更した「擬似Zplus」とも呼ぶべき中途半端な内容でリリースされ私はチネラーとしてかなり頭にキタ事を覚えています。で、当然この変形方法に納得出来なかった私はおよそ考えられる技術を総動員して設定通りの変形方法でMS←→WRを再現した物を作りました。最初に機構試作の一体を作ってから問題の割り出しを行い慎重に変形の為の構造を検討してから本改造を始めるなどしたりして相当気合を入れて作りました。ではそこまで頑張ったネタなのに何故今回新しく作る事になったか?SガンダムBst型を完成させた時、随伴機として既に完成していたZplusを一緒に画像を撮ろうとMSモードで保管していた物をWRモードにしようとしたんですが、せっかく完全変形を再現したのに「変形させるのがとても大変で面倒」という事を思い出し(本末転倒ですよね・・・)後日改めて撮れば良いかと放置する事数年(笑)。何かの拍子で個人的にセンチネル熱が再来しようやくZplusの撮影をやろうと本体を取り出して眺めた所、変形の為に全精力を傾けていた所為か細かい部分の再限度がかなりいい加減で・・・それに変形機構が固まって動かなくなっていて無理に変形させようとすると絶対壊れると。さすがに5年も前の物なんで・・・さらにGFF版のマーキングを再現する事や塗装の直しを考えるとこれは作り直した方が早いだろうという結論となったんです。まあ、各部の再現度もそうなんですが、元々無茶のある設定の変形を再現する為間接や可動箇所をキット通常状態から3倍近く増やしたもんですからMS時もWR時も各部が緩々になってしまっているのもやり直しの原因の一つだったんですけどね。まあ必要なのがBst型の随伴機なんで変形はさせずWRモードで固定した物で充分だろう、と。で、どうせなら各パーツをギュッと密着させ、嘘臭い程密度を上げて「WRらしいWR」を再現しようと計画を立てました。参考にしたのはセンチネル小説版「アリスの懺悔」の最初のカラーページにあるイラストです。元々センチネル別冊・変形機構のページのバランスが最も理想的なWRモードだったんですが裏側からの画しかなかったんですが、このイラストで横・上のバランスが確認出来るんでこの画を「目指すべき」バランスとして作業を進めました。細かい改造箇所はこちらを参照。以前の物は配色も理想的では無かったんで、今回誌面媒体唯一塗り分けと配色に関して記述があるモデグラVol.26を参照に(まだこの頃はZZのバリエーション機だった)色を作って迷彩も再現。前回は単なるグレーの濃淡で彩度の差が低く迷彩に見えないという割と根本的なミスをしていましたが今回はこの辺にかなり気を配ってます。予備として置いておいた貰い物のA1型のキットがあったんで今回は標準型のサブユニットも作ってみました。このサブユニット付きのZplusはテスト機カラーでは見慣れてると思いますが迷彩塗装版で見ると結構新鮮に写るんですがどうでしょうか。おまけでA1型用ビームライフルも装備出来るようにしています。
○塗装レシピ:
本体色薄/グレイッシュブルーFS35327(337)80%+白20%
本体色濃/グレイッシュブルーFS35327(337)60%+キャラクターブルー30%+白10%
関節色 /黒60%+キャラクターブルー30%+白10%+

そんな訳で完成しました。これでようやくあのV字編隊を再現する事が出来ます。でも自宅じゃ置く所無くて3機を展開させる事は出来ませんが(笑)しかしまあ何ですかセンチネル当時からすでに20年も経っているのに未だにあの呪縛から逃れる事が出来ません。それだけ当時の「伝説のライブ」がいつまでも私の心を捉えて放してくれません。センチネルのネタはまだまだやりたい事が多いんですがね。

2007/8/19完成
スケ−ル:1/100
サイズ:全長40cm/主翼最大展開時全幅21cm
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