ザクV(袖付き)

「機動戦士 ガンダムUC」より、ザクV袖付き仕様です。ガンダムユニコーンも本編が終わって大分経ちますが私的にはまだまだ袖付きが熱かったりします。そんな訳で一番手間が掛かるであろうこのザクVに着手です。劇中でも本編では使われなかった口部ビーム砲を使ったり(その為にわざわざ両腕を落とす描写を入れたんだとか)隠し腕をつかってみたりと中々の印象深さでした。そんなザクVを是非作ってやりたいと作業を始めましたが、モデグラ誌2015年10月号でも触れられていましたが元とするザクVのキットは発売が2000年9月と15年以上前のキットです(実際にはザクV改のバリエなのでもう一年遡るのだが・・・)ので、単純に「現在」の眼で見るといかんせんキッツイ内容な訳なんですよ。間接の構造や付き位置、成形状態の悪さ、パーツ割り等々・・・いかにこの15年でガンプラの内容が進化してきたか・・・改造中の2ヶ月程はその辺を痛烈に感じながらの作業となりました。まあ、基の設定が殆どトリッキーとも言える2次元の嘘てんこ盛りな物でまじめに設定を汲み取ろうとすると腹部が細くなるのが必須でどうやっても劇中で見られた様な重装甲っぽい感じとは縁遠い残念なスタイルにしかなりません。しかも、ユニコーン用の設定はどのMSにも言えるのですが鍛えられた兵士の如く筋肉が付いてる様なプロポーションに改められていて、またそれがかっこいいモンだから無視する事も出来ないのでなるべくなら設定から汲み取れるラインはこちらとしても再現したくなるのですよ。さらに何が違うって今回のザクV、基の設定では21mなんですがUC内では23mとサザビーと同じサイズに大きくなっていて(クシャトリヤは大きく感じるけども設定上は22m)、と言う事は並べた時に少なくともシナンジュより大き目、もしくは同じ位の背丈にしないとイカン訳です。まあでも、この設定のおかげで予想される過剰な延長工作も気にせず行えると言う物なので、こちらとしては有難い事ですけどね。なのでまあザクV改用の左肩が付いていたり隠し腕が装備されていたりと配色こそ量産型に近い感じですがこの機体ってガンダム世界に在りがちな「先行試作機」とかそんな感じのを引っ張り出してきたのかな?とか考えるのも面白いですよね。まあなんせジュアッグやらギガンとか使ってる位なんで(笑)
 
さて、キットの内容ですが前述の通り設定と比較するともうありとあらゆる部分に差異が見受けられるので覚悟していじっていくとします。ここまで全身いじったのって一体何時以来だろう?と思う程いじり倒しましたねぇ。なので改造詳細はこちらで。配色に関しても量産型と比べるとかなりシンプルです。袖付きなんだから緑系に塗れば良かったんじゃないかとも思いましたがそもそも改が緑色ですしね。ただまあ、結果として23mまでは身長が足りない感じとなり、まあ、並べるとドーベン・ウルフより若干小さい程度になってますがやり過ぎてバランス崩すのもアレですしね。 

そんな訳で完成しました。とりあえずはやりたい事は全部やれた感じですので満足は行きました。それにしてもよくよくザクVには縁が在ると言うか・・・作るのは今回で3回目位ですが内2つは大改造コースだったり・・・まだ小さい頃の店舗のアイドマでおっちゃんと「こんなのがザクだってさ〜」とか言って旧シリーズのキットを買った事をよく覚えてますよ。あれから30年近く経ってるとか。まあ多分ザクV作るのはこれが最後だとは思いますが。後袖付きはバウと鹵獲仕様ギラ・ズール位は作りたいですね。

塗装レシピ
本体色:白/白85%:黒10%:グレーFS36320(307)5%
本体色:グレー/エクストラシーグレー100%
間接色:ヒザ・バーニア等/ニュートラルグレー100%
間接色:パイプ・隠し腕等/グレーFS36320(307)100%
赤色:キャラクターレッド100%

2015/11/21完成
メ−カー:バンダイHGUCシリ−ズ(14)
スケール1/144
全長15.2p

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