パラス・アテネ

「機動戦士 Zガンダム」より、パラス・アテネです。さて、ついに1/144プラモでメッサーラが立体化され、念願がまた一つ叶った訳ですがしばらく経って他のジュピトリス製MS達の事を思い出しました。「いかん、パラス・アテネ作ってない!」まあ、発売されたのは2006年と随分前ですし発売当時旧キットでの未完全部分である武装が全く付属しないという誰しも悔しく思った事がクリアされ、何というか当時はもうそれだけで満足しちゃって、HGUCシリーズに、というか1/144での模型にあまり興味が無かった時期で仕上げるという行為まで至らなかった訳ですな。キット仕様が現在程洗練されてなかった事も原因で単純に仕上げるのに手間が掛かりそう、と言うのと胴体や頭部に使われているゴム製動力パイプも敬遠した理由の一つでした。そんな感じで忘れ去られていたキットを取り出してきて見てみるとさすがに旧1/144と比べれば格段の進化を遂げている訳ですしプロポーション等悪い所もそれ程無いようなので頑張って作ってみます。
さて、キット内容ですが前述の通りそれ程悪い所はない様ですし手首の造形がかなり良い!HGUCで最高の部類です。が、唯一股関節が頂けません。太腿側にあるポリキャップが太腿内部の中央に位置していて可動範囲が腰部分と太腿内側とで干渉して狭い様です。しかもそれを解消する為わざわざ干渉する部分を「削る」事で範囲を稼ごうとしています。んな事する位ならポリを外装ギリギリの位置に持ってくれば良いだけの事なのにこの時期の設計って頭が悪いですよねぇ・・・背中のバックパックや肩等、モールドの真ん中に分割線が有りそれらは分割しだいで仕上げる手間が格段に減るのに・・・そんな訳で太腿のポリキャップの位置を変更し外装の削れた部分も足して直しています。腰部装甲もボールジョイントの接続に変更して融通を持たせています。さらに足首の可動範囲も狭いと感じたのでスネ側にもボールジョイント間接を設置してグネグネ動く様に変更しています。さらに特徴的な2連ビームライフルですが肘を曲げるとどうしても下側に行ってしまう構造なのでイマイチ格好が付きません。そこで肘関節側にポリキャップを入れてビームライフルを外側に付けたまま肘を曲げれる様に改修。しかし本来の向きには曲げれない構造に(笑)後はいつも通りモノアイの発光を入れてます。モノアイは1.5mm径のHアイズを使ってますが裏側をピンクに塗っていて消灯時はメッサーラとお揃いになる様にしています。

そんな訳で完成しました。それにしても対艦ミサイルとかここまでハデになるのに(やはりデザイン元は千手観音でしょうか)本編じゃ使ってないんですよね〜肩の拡散ビーム砲もどういった理屈で発射するのか見た目じゃ(今回はクリアーパーツ入れてますがあんま効果無かった・・・)解らないし、シールドも内部に小型ミサイル40発も入ってるとか、何かパイロット達の確執やらなんちゃらでイマイチこのパラス・アテネの存在意義みたいなのが見えてこなかったのがメカ好き的には納得行かない事が多いMSではありました。配色ですが一応劇場版を参考に色を作ってみましたがそのままだとやたら青っぽくなってしまうので本来の配色との中間の様な色合いとしました。こうなるとジオも並べたくなるけども・・・どうしよう?


2013/7/27完成
スケ−ル:1/144:HGUCシリーズ使用
メ−カー:バンダイ
全高20p(バックパック先端まで):頭部まで15p

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