ジュアッグ(UC版)



「機動戦士 ガンダムUC」より、ジュアッグです。さてさて、ユニコーン4話冒頭でのジュアッグの怪獣の様な活躍には度肝抜かれた人は決して少なくは無かったでしょう。それまでのジュアッグ像と言えば本編未登場の「もしかしたら居たかも知れない」という微妙な立ち位置でしかもどれもクセのあるデザインでまるでお笑い芸人の様な出てきたら笑ってしまう(スタッフコメンタリーで原作者がそう言ってる)存在でした。旧キットが発売されたのが1982年と丁度30年前となりますか、当時「模型情報」で既にボツデザインの機体をキット化という記事が出ていた為どういう扱いなのかは良く解っていましたがそれでも新キットという事で少年だった私も手に取ってみたものです。まずはアッグガイから買ってみたんですがファーストのデザインはあまり塗り分けが必要なかった物が多かったんですがこの黄色の成型色に白を塗るというのが筆塗りのみで隠蔽力の低い塗料しか無い時代では思いの外難しく仕上げるのに難儀しまして、似た様な塗り分けのジュアッグは結局手を出さずにすましてしまいました。以降ジュアッグというMSとは向き合う事無く来ましたが公開された先行上映でまさかの大活躍(流れた部分だけで5機も倒してる!)に思わず心躍った次第と言う訳ですな。面白かったのは直後にネット販売系ショップから一斉に旧キットが消えた事でしょう。私もやっべジュアッグ確保しとくか?と即座に思ったんで考える事は同じか、と。その甲斐あってかHGUC化が凄く早く発表されたのも納得の出来事でしたね。やはりロボットってのはデザインでは無く劇中でどう動きどう活躍したか?に比重があるんだなあと実感しましたね。
さて、キットの方ですがさすがは最新のキットだけあってとても良く出来ています。ただ、劇中の姿と比べると「ん〜?」と思える所が散見出来るので修正します。
〇脚部:スネ(でいいのか?)に当る白い円筒部分、ここがちょっと弓なりに曲がり過ぎてる感じがするので上半分の5節分、節ごとに切って角度を調整して最接着、見た目で直線っぽくしています。ところでこいつヒザ関節が無い様だけどこの中に入ってるんだろうか・・・無ければえっちらおっちらって感じで歩くんですかね?
〇腕部:構造的には特に問題有りませんがやはり砲身の白い所が短い様に感じたので1.5o延長しています。もう少し長くても良かったですねぇ
〇頭部:ここが一番違和感を感じる所だったんですが頭部上面がペタッとしてるのと側面にある塗り分けラインの「折れ」が気に食わなかったんで上面には1mmプラ板で厚みを増し側面はラインが丸くなる様に削り込んで修正しています。後はいつも通りモノアイを発光させています。

そんな訳で完成しました。体型と配色の所為か部屋に置いておくだけで凄まじい存在感を醸し出してます(笑)このキット、思うに旧キットのイメージを投影したかの様なプロポーションやモノアイシールドの目盛りとか使われてる素材とか見るにゾックが発売された頃に既に設計が完了していたんではないか?とも思う訳ですよ。まあおかげで早くにキット化が可能だったのではないか、と。しかし、こうなると一緒に暴れていたカプールも並べてやりたくなります。期待出来るかなぁ・・・


2012/5/4完成
スケ−ル:1/144
メ−カー:バンダイHGUCシリーズ
サイズ:全高12cm

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