ジムキャノン



「MSV」より、ジムキャノンです。さて、MSVが展開していた83年でも発売されなかった1/100でのジムキャノンがプレバンではありますが発売されました。一連のVer.2素体を使用したMSVも思った程数が出ない内に終了してしまい、希望があるとすれば今回の様にプレバンでの展開のみ、となった様です。まあ、それでも出ないより出た方が良いと思うので今後も色々出れば良いなあ、と言う事なんですが。さて、話は変わって映像等で活躍する対象を形として手に入れようとした場合入手手段としてまず模型(プラモデルやガレージキット等)で発売される事、近い形の模型を媒体として改造等でなんとかする場合(セミスクラッチから小改造まで様々ですが)、丸っきり一から作り出す場合と、およそ3通り程考えられるんですが、このジムキャノン、ジムを媒体に私が始めて「改造」を試みたアイテムなのであります。まあ、今となっては何故これを作ろうと考えたのか覚えていませんが、まだプラ板すら扱った事のない頃、「パテを盛れば形を作れるらしい」と言う超曖昧な情報を基(笑)になんとスネにタミヤパテを盛り付けて作ろうと試みたんですね。もちろんそんなムチャな方法では作れるハズも無くあのジムはパテを一本使い切ってゴミと化してしまったのですがそもそもそれでスネがなんとかなったとしてキャノン砲とかどーすんだ、って感じなんですが。その後一年も経たずにMSVで模型化された時、何か負けたと思ったのでしょうか、結局は買う事も無く今回までジムキャノンには触れずに来ましたけどね。そんな何か甘酸っぱい(笑)思い出のあるジムキャノン、今回は普通に入手して作っていこうと思います。

さて、キットの方ですがVer.2ジムを素体として追加パーツを入れる形と言う内容ですが、元々出来の良い模型なので今回は特にいじる事も無く殆ど素組みです。特に肩部分の内装の可動とか偏執的とも言える内容で笑ってしまいましたが、いや、良く動きますよね。あ、これイデオンの腕可動とかに使えるなぁ・・・とか。そんな内容ですが少々気になる所がありまして股間のV字マークが別パーツにもなってないのでイマイチもっさりしてる感じがするので削り取ってシャープに作った物を貼り付けています。さらに頭部カメラのモールドを一部くり貫いて発光を施しています。バイザーの中にガンダムの様なツインアイが見て取れる〜みたいな効果を狙ってみましたが本当はバイザー部分全部が光るのが理想でしょうかね。それとキャノン砲先端の切り欠きですが設定を見るとこの仕様ってアフリカ戦線の機体の特徴で一般機では見られない様なので埋めてフラットにしてあります。武装はジムらしくスプレーガン・・・と思いましたが格闘兵装も持たない中距離支援がメインの機体でこんな近距離用兵装はどうだろう?と言うことで(いや、その為だろう?と言う考えも出来ますが)最初は陸ジム用マシンガンを持たせてみた所何かイマイチ合わない感じがしたのでここはジャブローに居たヤツも持ってましたし(一瞬でしたが)ガンダム用ビームライフルを持たせています。まあ、この兵装ならエネルギー使用で弾数を気にせずに使えるだろう、という考えでしたが完成した後でこれも15発って設定在ったと気が付きました。ですがとりあえずカトガン用を使ったので改修型って事でエネルギー制になってる・・・とか。さらにカウンターウェイト&追加装甲としてシールドも持たせています。中々に似合ってると思うのですがどうでしょうか。

そんな訳で完成しました。製作に際して今回久しぶりにMSV当時の画稿をさんざん見つめてみましたが昔の画稿って凄くスネが短いですよね・・・今のプロポーションってかっこよく作ってあるなぁと感心しましたね。仕上げに関してはMSVっぽく少々汚しを入れてあります。まあ、支援任務が殆どでしょうし、そんなには派手に汚れないかなと。それにしても今回付属のデカールは凄く扱い難かったですねぇ部分的にオリジナルと異なるのはそう言った理由からです。それにしても昔から思ってましたがこのキャノン砲って装弾数どの位なんでしょうか?どう見ても5発位で、予備弾装込みでも10発程度って役に立つんでしょうか。意外と一発が強力だとか?
塗装レシピ
本体色白:グランプリホワイト100%
本体色赤:キャラクターレッド100%
本体色黒:黒90%+ニュートラルグレー10%
間接色:ニュートラルグレー100%
ビームライフル:ミディアムブルー90%+黒10%

2015/11/30完成
メ−カー:バンダイ/マスターグレードシリーズ(プレミアムバンダイ)
スケール:1/100
頭丁高18cm

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