ギラ・ズール

「機動戦士 ガンダムUC」よりギラ・ズールです。さて、このギラ・ズールですが、毎度作ってる本編映像の設定とは関係無い「カトキハジメ メカニカルアーカイブス」の57Pに掲載されているイラストを参考に作ってみた物です。この本は購入してから穴が開くほど眺め回していますが上半身のみのビームマシンガンの解説に用いられてるカットのこのギラ・ズールが妙に気に入ってしまいました。それというのも原作本編ともアニメ本編とも仕様の違う装備がツボにはまりまして。実質本当に何気ないイラストなんですが何かギラ・ズールを象徴する様な画稿に思えてきて「これ再現してみたいなぁ」と本を開く度に考える様になりました。丁度、キュアロン機を再現する為に一般機を一機分用意しなきゃいけないし、それぞれの余り部分を使えば作れる構成だったのでまあ、何時かやってみようと体制だけは整えていたんですね。で、まあ構図的にも固定ポーズにするしかない内容といい本HPのタイトル画像に使うのが良いだろう考えた訳です。前のZプラスをUPしてから6年も経ってるのでそろそろ変えたいなぁとも思ってたし。アイディアが無かった訳じゃなかったんですが良いと思う模型は直ぐに手元を離れてしまう事が続いていたんで・・・
と、言うことで内容ですがこのギラ・ズール、基本は一般機と同じ様ですが部分的に親衛隊仕様のパーツが混ざってる面白い構成です。具体的には1:襟に有るパーツが親衛隊仕様のパーツである。2:右肩に親衛隊仕様の装甲が装着されているが、左右と外側の下側に付いてるハズのスパイクが無く真ん中上側のスパイクも外されている。3:腕に付くパーツに紋章が無い:ビームマシンガンのセンサーが外されている。と言った所です。さらにマシンガンをイラスト通りに構えさせようとすると手首の取り付け角度を調整しないといけないし、マガジンに添えられてる左手も加工が必要で左右の肩装甲も腕から外して固定しないといけない様だったので上半身は固定としています。改造方法としては縁付きの襟は以前作ったアンジェロ機から拝借、右肩は前述の通りキュアロン機の余りを加工。外側下側のスパイクもイラストの角度でも見えないのは付いてない仕様の装甲(薄い緑の部分と同様:試作の装甲だろうか?それとも軽量化された物だろうか?)と判断、削り取って成型しています。左手首は付属の平手を加工、手首の紋章が無いのはカトキ氏特有の書き忘れとも思えますがさすがに通常設定と比較してここまで目立つ部分を書き忘れるてるとも思えないんで(と、思いたい:笑)仕様と判断して削り取っています。マシンガンのセンサーは切り飛ばしてマウントをプラ板から作り装着しています。それとイラストを見ると随分頭部ヘルメットに厚みが有る様なので真ん中辺りで切断、厚みを増す加工を施しています。あとはいつも通りモノアイの発光を。少し小さめのサイズにしています。

そんな訳で完成しました。塗装に関してもアニメ設定とは随分違う様なのでイラストに合わせた塗装にしています。動力パイプの黄土色が無くなるだけで随分モノクロになった印象が有りますが。下半身のポーズもこの上半身なら立膝にしてみるのも良いかなあとも思いましたがイラストを見ると腰部装甲が開いてる感じも無さそうなんでこんな感じになりました。想像するしかありませんがセンサーを外してビームマシンガンの試射(オープンサイトでの集弾率を計測とか)でもしてるのでは?とか勝手に考えています。その割には予備マガジンやハンドグレネードとか持たせてますが(笑)まあたまにはこういうお遊び的な物も楽しいですよね。


2013/4/13完成
スケ−ル:1/144:HGUCシリーズ使用
メ−カー:バンダイ
全高:p

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